10月に入り,いよいよ秋本番。
虫たち魚たちは確実に秋モードになってきました。9月と明らかに違う動きをし始めています。そんな10月3日と9日の釣行の様子をまとめてご紹介します。


朝はいつもの流れで小型が数匹ライズ。
「ライズはサイズではない」とは先輩方の金言ですが,やはり投げずにはいられません。
ふと見上げると,メイフライのスピナーがちらほら飛んでいます。
結んだフライは,もちろん18番のスピナーパターン。


1投目でフライに出てくれました。
やっぱり,ライズはサイズではない‼︎ でも何かがおかしい。寄せて来た魚はアマゴでした。
どことなく秋色で顔もカッコ良くなって,夏のそれとは違います。そっとリリース。


代った弟がキャッチしたのは本命。
口元からこぼれたものをシャーレにとって見ると,エラブタ,アカマダラのスピナーでした。
これぞ湯原の秋です。本当に嬉しい‼︎



日も高くなり,ライズも少なくなってきました。
何気なく,投げ込んだクリケットに出てくれたラッキーフィッシュ。これがまたかっこいい。


顔のあたりが黒くなってきて,秋色になりつつある1匹でした。
体高があり,よく引きました。


最大のドラマは夕方。
浅瀬で時折ライズする大型を発見。昼間のイメージからクリケット,アントなどテレストリアルパターンを一通り流しますが,完全に無視。
作戦変更,結んだのはアカマダラのフローティングニンフ。ゆっくり浮いてきて,音もなく咥えました。

かなり緊張していたのでしょう,そこからどんなやりとりをしたのかよく覚えていません。隣で見ていた弟には,ひどいやりとりだったと笑われてしまいました。でも,嬉しかった。


今回も湯原通信をお読みいただきありがとうございます。
お分かりのように,テレストリアル一辺倒で押せた8月,9月とは,少し状況が変わっています。明日からの雨を境に気温が下がる予報です。次回の湯原はどう変わっているのか。
週末が待ち遠しい週始めです。