湯原マスを支える水生昆虫といえば、マダラカゲロウ科です。
マダラのパターンは、湯原へ通う方々のフライボックスには必ず入っていると言って良いでしょう。他のフィールドでは見られない種が多く生息することも湯原の特徴です。
今回はマダラカゲロウ科の湯原重要種を5種ご紹介いたします。
なお,今回の写真は全てストマックです。


○オオクママダラカゲロウ(3月下旬〜)
写真はスピナーです。個人的にはダンよりもスピナーの釣りで良い思いをしたことが多いです。ハッチが待ち遠しいですね。

○エラブタマダラカゲロウ(4月中旬〜)
エラブタマダラは神出鬼没。突然流下するため、その存在を忘れがち。他の大型カゲロウの陰で流下していることが多く厄介な種です。また朝夕はスピナーのパターンもあるので要注意です。

○フタマタマダラカゲロウ(6月上旬〜)
梅雨に入ろうかという頃からハッチし始めるのがフタマタマダラカゲロウです。少し珍しい種ではないでしょうか。大きさもオオクマとほぼ同サイズで,腹部裏面は鮮やかなオレンジです。日中に大型トラウトのライズを引き起こすことも多いんです。

○アカマダラカゲロウ(7月下旬〜)
湯原の最難関ライズを引き起こすのが,このアカマダラ。季節によってサイズは様々。結局昨シーズンも1月中旬まで流下し続け,ライズを支え続けました。湯原ファンならアカマダラに足を向けて寝られないはず。

○ツノマダラカゲロウ(8月下旬〜)
関東圏ではまずお目にかかることはないそうです。頭部と腹部のトゲが特徴のカゲロウです。アカマダラに混じって中型のメイフライを見かけられた際は,この種の可能性大です。湯原では数多く見られライズを引き起こしてくれます。


さあ,いよいよ解禁が迫ってきました。
今週こそは湯原へ出かけてみたいと考えています。